全校生徒ルーレットv1

1.目的     

全校生徒から抽選して1名ずつ指名できるエクセルファイルです。

開始と同時にドラムロール(BGM)が鳴り始め、完了と同時にに止まります。

学年、学級、出席番号と段々と候補が絞られていくので、会場が盛り上がること間違いなしです。

2.事前設定① ※はじめに一度だけ取り組みます

[データ]シートで全校生徒のデータを入力していきます。

(設定1全校生徒の氏名データなどを入力します。

A列からG列にある表に「通番」「年」「組」「番」「氏名」「氏名(ひらがな)」を入力します。

※校務支援システムなどからデータをコピーして【値の貼り付け】することをおすすめします。

※「クラスを区切るために空行を入れること」は絶対にしないでください。

(設定2「判定列」に「年組」の文字列が表示されます。

「判定列」には初期設定で500人分の数式が入っています。500人を上回る場合、数式を最終行まで手作業でコピーしてください。

※色の塗りつぶし(水色)が数式が入っているセルの目印です。

(設定3)「年」「組」表示を手入力します。

I列、J列にそれぞれ「年」「組」を手入力します。C列、D列と同様の値を入力してください。

(設定4K:N列に各パラメータが表示されます。

各列には、初期設定で18クラス分の数式が入っています。18クラスを上回る場合、数式を最終行まで手作業でコピーしてください。

※色の塗りつぶし(水色)が数式が入っているセルの目印です。

(設定5)「年」表示を手入力します。

P列に「年」を手入力します。B列と同様の値を入力してください。

(設定6Q:S列に各パラメータが表示されます。

各列には、初期設定で3学年分の数式が入っています。3学年を上回る場合、数式を最終行まで手作業でコピーしてください。

※色の塗りつぶし(水色)が数式が入っているセルの目印です。

(設定7クラス名表示を決めます。

1組、2組、3組、…であれば[1]
A組、B組、C組、…であれば[A]
を設定します。

[データ]シートの設定は以上です。

3.事前設定 本番環境で取り組みます。

ドラムロールと抽選完了のタイミングの設定をします。実際に全校生徒ルーレットを実行するPC環境にて、調整を行ってください。

※抽選はRAND関数の再計算を利用して行っています。端末の状況によって、処理速度が変わりますので、実際に抽選を行う環境にて調整を行ってください。

また、万が一、タイミングがずれることがあった場合、以下の方法で微調整を行ってください。

抽選画面]シートで時間の数値調整を行います。

(設定1回転時間を設定します。

[抽選画面]シートのB6セルに0より大きい整数を入力してください。

値が小さいほどルーレットの回りが速くなります。

(設定2決定時間を設定します。

[抽選画面]シートのB7セルに0より大きい整数を入力してください。

値が小さいほど【抽選完了!!】を選択してから決定するまでにかかる時間が短くなります。

設定例

回転時間[1]
決定時間[50]
と設定してみます。

F2セルから上から順に
①抽選開始!!
②学年決定
③学級決定
④抽選完了!!
とセルを選択してみましょう。

ドラムロールの締めとルーレットが止まるタイミングはぴったりでしたか?

もし、ずれているのであれば次のような調整が必要です。

ドラムロールが鳴り続ける場合

決定時間の値が小さいので、増やしましょう。

10あたり0.1秒ほどルーレットが止まるまでの時間が長くなります。何度かルーレットを回しながら微調整を重ねてみてください。

②ドラムロールが早く鳴り止む場合

決定時間の値が大きいので、減らしましょう。

10あたり0.1秒ほどルーレットが止まるまでの時間が短くなります。何度かルーレットを回しながら微調整を重ねてみてください。

タイミングの設定は以上です。

3.実行     

(実行1)抽選開始!!

F2セルを選択します。

マウスによるクリック選択でも、カーソルによる移動選択でも可能です。

(実行2)学年決定

F3セルを選択します。

F7セルの「学年」の回転が止まります。

(実行3)学級決定

F4セルを選択します。

G7セルの「学級」の回転が止まります。

(実行4抽選完了!

F5セルを選択します。

H7,I7,I2セルの「番号」「氏名」の回転が止まります。


全校生徒ルーレットの実行は以上です。

再度[抽選開始!](F2セル)を選択すると、ルーレットが開始されます。

4.最後に     

以上、全校生徒から1名を選出するためのアプリ「全校生徒ルーレット」の紹介でした。

一般的なスマートフォンなどのルーレットアプリでは、名簿の取り込みなどが難しいところ、エクセルで簡潔に名簿の取り込みができるようなりました。

ドラムロールも鳴るので、教室や体育館などの会場が盛り上がること間違いなしです。

※Excelファイルからsoundsフォルダ内の音源を再生しています。必ず全校生徒ルーレットv1.xlsmと同じフォルダにsoundsフォルダを保存しておいてください。

ぜひご活用ください。

※サンプル版は実行回数が3回までに制限されています。
※開発環境はWindows10,Excel365です。

※入力されている氏名は個人情報テストデータジェネレーター 様<https://testdata.userlocal.jp/>から生成されたデータです。

※効果音は魔王魂 様<https://maou.audio/se_inst_drumroll/>より引用しております。